プレスリリース
中部エリアにおける再生可能エネルギーの導入拡大に伴う対応について
2022年03月31日
中部電力パワーグリッド株式会社
当社は、本日より、当社ホームページ「中部エリアの電力需給(送電端)のお知らせ」の「再生可能エネルギー出力制御の見通し」において、太陽光発電設備および風力発電設備の出力制御を実施する可能性について掲載することといたしましたので、お知らせいたします。
中部エリアにおいては、再生可能エネルギー(以下、「再エネ」という)発電設備の導入が進んでおり、太陽光発電設備および風力発電設備の接続済み設備量の合計は2021年12月末で1,048万kWとなっております。
こうした再エネ発電設備の増加に対し、当社は、国や電力広域的運営推進機関において定められた「優先給電ルール(注1)」に基づき、中部エリアに接続している火力発電設備の出力抑制や揚水発電設備の運転、また、地域間連系線を活用した広域的な系統運用等により、需給バランスの維持に努めております。
しかしながら、今後も再エネ発電設備の導入が持続的に拡大する見込みの中で、これらの対策を行ってもなお、供給が需要を上回る場合には、電力の安定供給を維持する観点から、「優先給電ルール」に基づき、再エネ発電設備等の出力制御を行う必要があるため、2020年12月より太陽光・風力発電事業者さまへ出力制御に向けた準備をお願いしてまいりました。
また、2021年4月からはバイオマス発電事業者さまを対象とした出力制御の可能性をホームページ上でのお知らせを開始しています。(2021年4月1日お知らせ済み)
本日以降、これまでのバイオマス発電に加えて、太陽光・風力発電についても、当社ホームページ上で、「翌日」「翌々日」「3日後」の出力制御の実施可能性をお知らせします。
当社は、今後も引き続き、電力の安定供給に万全を期しながら、さらなる再エネの導入拡大に取り組んでまいります。
(注1)需要と供給のバランスを一致させるために、需要の変動等に応じて、稼働中の電源等に対する出力制御の条件や順番を定めたもの。
参考
2021年04月01日 当社プレスリリース「当社ホームページ「中部エリアの電力需給(送電端)のお知らせ」への「再生可能エネルギー出力制御の見通し」情報の掲載について」
別紙
以上