プレスリリース
教育・施工計画・設備保守業務などの高度化・効率化を支援するため、現場や設備の状況を高精度に3次元で再現する「GAxIAプラットフォームサービス(3D Gaussian Splatting)」の提供を開始
2026年05月27日
中部電力パワーグリッド株式会社
当社は、現場や設備の状況を高精度に3次元で再現し、教育・施工計画・設備保守業務などの高度化・効率化を支援する「GAxIA(注)プラットフォームサービス(3D Gaussian Splatting)」(以下、「本サービス」)の提供を開始しましたので、お知らせします。
近年、送配電事業をはじめとするインフラ分野では、設備の高経年化や作業の高度化、熟練作業者の減少などを背景に、現場状況を正確に把握し、関係者間で分かりやすく共有することの重要性が高まっています。一方、従来の図面や写真などの2次元情報では、設備の立体的な構造や周辺環境を十分に把握することが難しく、現地確認に多くの時間を要するなどの課題がありました。
本サービスは、中部電力株式会社(本社:名古屋市東区、代表取締役社長:林 欣吾、以下「中部電力」)とともに開発したものであり、カメラやドローンなどで撮影した画像データをもとに、現場や設備を写真のようにリアルな3次元空間として再現する「3DGS(3D Gaussian Splatting)」技術を活用し、3次元データの生成・管理・活用を一体的に提供するプラットフォームサービスです。
プラットフォーム上には、カメラやドローンなどで撮影した動画・写真などのデータから3DGSデータを自動生成するGAxIA Auto Generator(3DGS自動生成機能)を備えており、現場や設備の3次元データ化を円滑におこなうことができます。さらに、中部電力と株式会社UPHASH(本社:福岡県福岡市中央区、代表取締役:今井 翔太)の協力を得て開発したGAxIA Design Viewer(3DGS描画・編集機能)を通じて、設備の位置関係など空間的な関係性を立体的に把握でき、現場を自由な視点で確認することが可能となります。

生成した3DGSデータでは、①、②のように自由視点でリアルに現場状況を確認可能
本サービスは、電力業界をはじめとするインフラ業界のほか、建設・不動産業界など、幅広い業界においての活用が期待されます。また、専門的な3D知識を必要としないシンプルな操作性をサービスの特長の一つとしており、施工計画者や現場作業者など、幅広い利用者が活用できます。さらには、3次元空間上での計測やコメントの共有など、実際の業務での利用を想定した機能を備えており、まずは、教育や施工計画、設備保守などにおける補助的な活用をはじめ、今後の機能・精度向上を図ることで、様々な業務シーンでの活用が期待されます。
当社は、本サービスの提供を通じて、利用者の皆さまと連携しながら、更に機能・精度の向上を図り、設備の高経年化や作業の高度化に加え、熟練作業者の減少などといった社会課題の解決に取り組んでまいります。今後も、デジタル技術を活用した取り組みを推進することで、お客さまおよび社会に対して新たな価値を提供し、電力の安定供給を支えるインフラ事業者として、社会の発展に貢献してまいります。

(注)「GAxIA」は、中部電力が商標登録出願中の商標です。
本サービスの主な特長
(1)3次元データを高速・高精度に「見える化」
比較的大規模な設備や構造物であっても、高速かつ高精度に描写し、現場を写真のようにリアルな3D空間として再現します。
(2)簡単操作ですぐに誰でも利用可能
専門的な知識を必要としないシンプルな操作画面により、施工計画者や現場作業者、管理部門など、幅広い利用者がすぐに活用することができます。
(3)業務活用を前提とした機能を搭載
3次元空間上での計測や設備データの切り抜き、コメントの共有など、教育・施工計画・設備保守といった実務での利用を想定した機能を備えています。
想定される主な活用シーン
(1)教育
現場を再現した3D空間上で、危険作業や複雑な手順を安全に体験できるため、若手社員への教育や熟練技能の継承を効率的に実施できます。
(2)施工計画
実際の設備環境を背景に、機器配置や施工手順を事前に検討でき、計画精度の向上や手戻り削減に寄与します。
(3)設備保守
現地に赴かなくても3D空間上で設備状況を確認できるため、遠隔での点検計画検討や関係者間の情報共有が容易になります。
別紙
以上