系統連系受電サービス(発電側課金)について

系統設備効率化割引について

系統設備効率化割引について

系統設備効率化割引とは

  • 送配電設備の利用効率を高め、送配電設備費用を抑制するために、電源の立地地点に応じて、発電側課金の負担を軽減する仕組みです。
  • 具体的には、送配電設備費用に与える影響(例:需要地近郊など、送配電網の追加増強コストが小さい)に応じて、料金を割引くこととし、基幹系統に与える影響に着目した割引A(基幹変電所単位)、配電系統に接続する電源を対象とし、特別高圧系統に与える影響に着目した割引B(配電用変電所単位)をそれぞれ設定いたしました。
    発電側課金の導入について 中間とりまとめ 概要
  • 当社エリアにおける割引変電所および割引区分の確認方法は以下の通りです。
    • 2024年3月31日までに発電量調整供給契約または受給契約が成立している電源
      当社よりお送りいたしますダイレクトメールにてご確認ください。
    • 2024年4月1日以降に発電量調整供給契約または受給契約が成立する電源
      発電量調整供給契約または受給契約成立時に当社よりご案内いたしますお知らせにてご確認ください。

    また、今後電源を新設されるにあたり割引区分を確認される場合は以下の「割引変電所および割引区分」をご参照ください。

割引変電所および割引区分

割引変電所および割引区分は以下の通りです。

【各割引変電所一覧】

当社管内の変電所の位置については、以下の系統空容量マッピングをご確認ください。

発電者さまの接続する変電所については、発電者さまに対して個別に通知させていただきますので、通知後ご確認いただきますようお願いいたします。

また、各地域における割引区分については、以下の系統設備効率化割引マップをご確認ください。

(注)発電側課金の割引制度における割引変電所については、国の審議会の整理に基づき、当該変電所のエリアに電源が設置された場合の送配電設備費用削減効果などをもとに判定しており、系統空き容量マッピングにおける変電所の空き容量との関係性が一致しない可能性がありますので、ご留意ください。

割引区分と単価

接続先の変電所等が系統設備効率化割引の対象変電所等である場合に、適用される系統設備効率化割引の区分および単価は以下の通りです。

割引区分

(注1)電源が当社の基幹系統に接続する場合(受電電圧が標準電圧140,000ボルトをこえる場合)の割引単価は、8.80円/kW・月です。

(注2)電源が当社の基幹系統に接続する場合(受電電圧が標準電圧140,000ボルトをこえる場合)の割引単価は、4.40円/kW・月です。

系統設備効率化割引の判定

  • 系統設備効率化割引は電源が接続している変電所等をもとに以下の通り判定します。
    • 2024年3月31日までに発電量調整供給契約または受給契約が成立している電源
      2024年3月31日までに発電者さまにお知らせした接続先変電所等をもとに判定
    • 2024年4月1日以降に発電量調整供給契約または受給契約が成立する電源
      発電量調整供給契約または受給契約成立時点における接続先変電所等をもとに判定
  • 潮流状況を踏まえ、接続先変電所ごとの割引Aと割引Bの組み合わせを毎年4月1日に見直しいたします。
  • 連系承諾時に確定した割引区分は、その後、潮流状況や接続先変電所が変わるなど、系統状況に変化があったとしても、2028年3月までは継続適用されます。
    また、2028年4月に、各変電所に適用される割引区分の見直しを予定しておりますので、その結果、割引区分が変更になる可能性があります。割引区分が変更になる場合は、当社よりお知らせいたします。
  • 加えて、割引区分が変更になる電源には割引の延長措置が適用される場合があります。詳細につきましては、本ページ下部のよくあるご質問をご確認ください。

よくあるご質問

  • 割引Aとはどのような割引か。

    特別高圧、高圧または低圧に接続する電源のうち、基幹系統の将来的な投資を効率化し、送電ロスを削減する効果のある電源に対する割引です。

  • 割引Bとはどのような割引か。

    高圧または低圧に接続する電源のうち、特別高圧系統の将来的な投資を効率化する効果のある電源に対する割引です。

  • A/B割引は両方適用されるのか。

    割引A対象変電所と割引B対象変電所がともに割引対象である場合、A/B割引の両方が適用されます。

  • A/B割引は、近接性評価割引と何が違うのか。

    相違点は以下の通りです。

    • 割引地域の設定単位が異なります(近接性評価割引:市区町村単位、A/B割引:変電所単位)。
    • 割引算定の根拠が異なります(近接性評価割引:kWhに応じた割引、A/B割引:kWに応じた割引)。
  • A/B割引導入に伴い、近接性評価割引制度はどうなるのか(廃止されるのか)。系統設備効率化割引における経過措置について具体的に教えてほしい。

    • 近接性評価割引は発電側課金の導入に伴い廃止予定です。
    • 近接性評価割引の廃止に伴う経過措置として、2024年3月31日以前に近接性評価割引の対象となっている電源のうち、A/B割引の単価がA-2・B-2を下回る電源に対しては、割引区分のA-2・B-2を適用いたします。
    • 経過措置の適用期間は、2028年3月までです。

    (注)近接性評価割引の対象地域については、こちらをご参照ください。
    託送料金など

  • 自分がどの変電所に接続されている(される予定)か、どこを見ればわかるのか。

    接続先変電所および適用される割引区分については、以下の窓口までお問い合わせください。
    お問い合わせ窓口はこちら

  • 制度開始前までにA/B割引が適用される変電所に変更したいが可能か。

    最適な流通設備形成を念頭に系統全体を構成しておりますので、接続先変電所変更の個別対応はいたしかねます。

  • 系統設備効率化割引の延長措置とは何か。

    • 割引対象地域の見直しを2028年4月におこなう予定ですが、割引対象地域の見直しにより割引対象から外れるまたは割引単価が低い区分に変更となった場合には、割引の延長措置として、元の割引区分が2033年3月まで適用されます。
    • なお、延長措置については、2024年4月1日以降に連系する電源が対象です。

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