具体的な節電方法について

節電と需給に関するQA

節電・需給に関連するさまざまな情報をQA方式でお伝えします。

  • 今の電力需給状況はどうなっているのか。

    現在の電力需給状況は、中部電力パワーグリッド「でんき予報」にてご確認いただけます。

  • デマンドレスポンスとは。

    以下のように電力需要の状況に合わせて、電気の消費パターンを変える仕組みをデマンドレスポンス(Demand Response;DR)といいます。

    真夏の昼間など需要の多い日
    春や秋の休日など需要が少ない日

    電力需要のピークに合わせて、必要な発電所を準備して供給を確保するだけではなく、需要の調整もおこない、電力の需給バランスを調整します。

    電力の需給バランスを調整
  • 供給予備率とは。

    当該時刻の供給力のうち、気象変動による需要の急増や発電機のトラブル停止などに対応するため、予備として備える供給力が占める割合です。供給予備率は、8~10%を安定供給の目安としています。(適正予備率)

    電気の消費パターンを変える仕組み

    中部エリアで算定した供給予備率を「エリア予備率」、広域ブロックで算定した供給予備率を「広域ブロック予備率」といいます。
    中部エリアとは、中部電力パワーグリッドの電力供給エリアである、愛知県、岐阜県(一部を除く)、三重県(一部を除く)、静岡県(富士川以西)、長野県をいいます。

    広域ブロックとは、エリア(北海道・東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州)間連系線の空容量範囲内で、各エリアの予備率が均平となるように予備率の大きいエリアから小さいエリアに電力が流れると仮定した際に、同じ予備率で隣り合うエリアのまとまりのことです。各エリアの需給バランスや連系線の空容量等を踏まえ、電力広域的運営推進機関によって広域ブロックを構成するエリアが決定され、時間帯ごとに変化します。

    広域的な予備率を見る必要性
    広域的な予備率の算定のイメージ
  • 地域間連系線とは。

    異なる供給区域(エリア)の系統設備を相互に接続する送電線のことをいいます。これにより、供給区域(エリア)を越えた電力融通が可能となります。

    地域間連系線

    (出典)電力広域的運営推進機関「2022~2031年度の連系線の運用容量(年間・長期)」(2022年2月10日)

  • 揚水発電はどのような時に使用されるのか。

    揚水発電は、水力発電の発電方式の1つです。電気は大量に貯めることができないので、水の形で電気を貯える「蓄電池」のような役割を担っています。
    発電所をはさんで河川の上部と下部にダムをつくって貯水し、電力の消費量が多い時に上部ダムの水を下部ダムに落として発電し、電力の消費量が少ない時間帯や太陽光発電が増加する時間帯の余剰電力を利用して、下部ダムから上部ダムまで水を汲み上げ、発電に備えます。
    なお、揚水発電は起動停止(発電機の最大出力に至るまでの時間、および出力を0(ゼロ)に落とすまでの時間)が短い時間でできるため、電力の需給調整でも重要な役目を果たします。

    揚水発電

ページトップへ