節電に関するQA

電力の需給調整はどのようなことをおこなっているのか。

季節や気象状況、時間帯によって時々刻々と変化する電力の需要と供給のバランスをさまざまな電源を組み合わせて経済的に運用しています。

需要と供給のバランス

電気は大量に貯蔵することができないため、常に需要に合わせ供給を調整し、電気はつかう量(需要)とつくる量(供給)が同じ時に同じ量バランスを保つ必要があります。
このバランスが崩れると、電気の品質のひとつである周波数を60Hzに保てなくなり、最悪の場合、大規模停電が発生する恐れがあります。
この周波数を一定にするために、季節や天候、時間帯で発電量が大幅に変動する再生可能エネルギー発電を最大限活用しながら、常に変化する「お客さまがご使用する電気の量」に合わせて、火力発電や揚水発電などで電気の量を調整してバランスを取ります。
さらに、需要側で電気の使用量を調整するデマンドレスポンス(注)なども活用し、バランスをとっています。

需要と供給のバランスの図

(注)デマンドレスポンスについては、以下をごらんください。
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季節ごとの特徴

電力需要は、季節や気象状況、時間帯によって大きな差があります。
1年の中で最も電力需要が高い時間帯は、夏の昼間です。夏は気温が1℃上昇すると、需要が80万kW程度増加し、これは、供給予備率(注)3%程度の低下に相当します。電気は大量に貯蔵することができないため、安定して電気をお届けするためには、この時間帯の需要にお応えできるだけの発電設備を備える必要があります。電力需要は天候の影響を受けるため、晴れ、曇り、雨などの違いにより、傾向が異なります。

季節ごとの特徴のグラフ

(注)供給予備率については、以下をご覧ください。
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