プレスリリース

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低濃度PCBが含まれている可能性のある機器の誤廃棄について

2023年09月13日
中部電力パワーグリッド株式会社

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当社の瑞浪変電所(所在地:岐阜県瑞浪市明世町月吉337)で使用していた低濃度PCB(注)が含まれている可能性のある機器を、誤ってPCBを含まない機器として廃棄していたことが判明いたしました。

誤廃棄した機器について、処理・処分先を調査した結果、当該機器に封入されていた絶縁油の外部への漏出が無いことを確認しており、生活環境保全上の影響がないことも確認済みです。なお、絶縁油については当社が回収し、適正に処理してまいります。

このような事態に至ったことにつきましてお詫び申し上げますとともに、今後は再発防止を徹底してまいります。

(注)低濃度PCB(ポリ塩化ビフェニール)
PCB廃棄物の中で、機器に封入されている絶縁油中のPCB濃度が0.5mg/kgを超え5,000mg/kg以下のPCB廃棄物が、低濃度PCB廃棄物に該当し、2027年3月末までに処分委託等することが義務付けられている。

1 経緯

瑞浪変電所の設備撤去工事において、低濃度PCBが含まれている可能性のある機器を、2023年7月21日に誤ってPCBを含まない機器として廃棄していたことが同年7月28日に判明しました。

2 誤廃棄した機器

  • 計器用変流器(故障等を切り離すために故障電流を検知し、保護装置を動作させるための装置):1台
  • PCB含有量:最大1.0mg/kg(油量61.2kgに対し、最大61.2mg)

3 原因

機器を撤去し変電所内の仮置き場に保管をする際、低濃度PCB含有廃棄物として処分するものは、PCBが含まれている旨を機器・部品単位に明示するという、社内ルールが徹底できていませんでした。

4 再発防止策

  • 今回の事象を踏まえ、PCB廃棄物の管理について、関係法令・社内ルールを社内外関係個所へ周知し徹底することといたしました。
  • さらに、機器の撤去工事計画の段階や、機器を撤去し変電所内の仮置き場に保管をする際にも、管理台帳を用いて当社と施工会社が現地で立ち合いの上、PCBが含まれている機器・部品かどうかを伝達・確認する、多重チェックのルールを新たに定めることといたしました。

以上

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