インバランス料金単価の誤算定に関わる報告について

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当社は、2023年4月3日に、電力・ガス取引監視等委員会から、インバランス料金単価（注１）の公表値の誤りについて報告徴収を受領し、本日、発生原因および再発防止策を取りまとめ、同委員会に報告しましたのでお知らせいたします。

インバランス料金単価情報は、一般送配電事業者の需給に関する情報を集計し、インバランス料金情報公表ウェブサイト（注２）に掲載されております。

当社は、中央給電指令所システムにおいて、中部エリアの火力発電所や水力発電所などから伝送される発電量のデータなどを取り込み、当該情報を作成しておりますが、2023年1月6日から2023月3月1日までの期間において、1つのバイオマス発電所のシステム処理を誤り、発電量を二重で取り込んでいたため、中部エリアの総需要を誤って算定することとなり、誤ったインバランス料金単価情報をインバランス料金情報公表ウェブサイトに公表しておりました。

原因は、中央給電指令所システムの設定変更時の確認漏れです。

当社は今後、関係する発電・小売電気事業者様にお詫びし、既に誤った金額で決済済みの1月分のインバランス料金について再算定の上、清算させていただきます（注３）。清算額は、他の一般送配電事業者のインバランス料金単価修正分と合わせて算定するため時間を要しておりますが、算定でき次第、発電・小売電気事業者様に対して、当社より個別にご連絡差し上げたうえ、対応する予定です。

インバランス料金は、発電・小売電気事業者様と一般送配電事業者との間の取引に関するものであり、一般のお客さまの電気料金に直接影響するものではありませんが、電力需給状況を示す重要な指標であり、関係のみなさまにご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。当社は、早期に確認体制の明確化等の再発防止を徹底いたします。

（注1）発電・小売電気事業者が電力広域的運営推進機関へ提出した日々の発電・需要計画に対する実績の差分を「インバランス」と言い、需要と供給を一致させるために、インバランスについては一般送配電事業者が補給等を行います。補給等に係る精算額を「インバランス料金」と言い、「インバランス料金」の算定諸元を「インバランス料金単価」と言います。

（注2） 一般送配電事業者が30分周期でインバランス料金単価を公表しているウェブサイト

• インバランス料金情報公表ウェブサイト

（注3）2月分、3月分のインバランス料金については、決済前に正規のインバランス料金単価に修正できているため、清算は不要

以上