余力活用に関する契約について
簡易指令システム工事の申込受付
容量市場落札電源で調整機能「有」の場合、簡易指令システムまたは専用線オンラインでの接続が必要となります。(需給調整市場の一次調整力相当の機能に よってのみ余力の提供を希望する場合を除く)
なお、すでに簡易指令システムを構築している場合は同システムを使用することが可能ですが、別途お申込みが必要な場合があります。(注)
簡易指令システム工事に関するお問い合わせについては、下記の「調整力募集についてのお問い合わせ専用フォーム」にてお願いします。
(注)既に他の一般送配電事業者のエリアにおいて回線接続工事・試験を完了しており、当社エリアにおいても活用を希望する場合(エリア拡大)などは、新たに申込みが必要となります。申込要否に関する詳細は、「簡易指令システム工事申込の要否について」をご確認ください。
簡易指令システムの概要
簡易指令システムにつきましては、バーチャルパワープラント構築実証事業にて検討された共通基盤システムの仕様(注1)を採用いたします。同実証事業での共通基盤システムに係る仕様についての結果がとりまとめられておりますので、資源エネルギー庁のホームページをご確認ください。
(注1)「ディマンドリスポンス・インタフェース仕様書(注2)」に準拠すること。また、情報セキュリティ対策として「エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネスに関するサイバーセキュリティガイドライン(注2)」に記載のセキュリティ要件に従うこと。
(注2)改訂の際には最新版を参照および最新版に準拠するものといたします。
詳しくは下記のリンクをご覧ください。
簡易指令システム工事フローとスケジュールについて
簡易指令システムによる余力活用に関する契約をご検討の場合、ACシステムとTSOの簡易指令システムのインターフェース(I/F)仕様の調整、通信回線会社との通信回線の契約および工事が必要となります。
申込時に工事施工サイクルを希望していただきます。
工事申込書を受領後、通信回線開通工事施工完了(対向試験含め)までの標準工期については約7ヶ月(注1)です。詳細な工期については通信回線会社の現場調査などにより算定いたします。
留意点
簡易指令システム工事は全エリアの一般送配電事業者の余力活用に関する契約向け、需給調整市場向け、および容量市場の発動指令電源向けで同一の工事サイクル・工事対応数での対応となります。申込時に対応数の上限を超えている場合は、次回以降の工事施工スケジュールとなりますのであらかじめご了承願います
サイクルごとのスケジュール、申込期日は以下をご確認ください。 また、現在の工事枠の空き状況については、「電力需給調整力取引所ホームページ」をご確認ください。
簡易指令システム工事 工事サイクルごとのスケジュールについて
サイクル | 申込期日(新規) | 申込期日(エリア拡大) | 試験完了(予定) |
---|---|---|---|
2024年度1Q | 2023年11月末〆 | 2024年2月末〆 | 2024年5月末 |
2024年度2Q | 2024年1月末〆 | 2024年4月末〆 | 2024年7月末 |
2024年度3Q | 2024年4月末〆 | 2024年7月末〆 | 2024年10月末 |
2024年度4Q | 2024年7月末〆 | 2024年10月末〆 | 2025年1月末 |
(注)申込時に対応数の上限を超えている場合は、次回以降の工事施工スケジュールとなります。
サイクル | 申込期日(新規) | 申込期日(エリア拡大) | 試験完了(予定) |
---|---|---|---|
2025年度1Q | 2024年11月末〆 | 2024年2月末〆 | 2025年5月末 |
2025年度2Q | 2025年1月末〆 | 2025年4月末〆 | 2025年7月末 |
2025年度3Q | 2025年4月末〆 | 2025年7月末〆 | 2025年10月末 |
2025年度4Q | 2025年7月末〆 | 2025年10月末〆 | 2026年1月末 |
(注)申込時に対応数の上限を超えている場合は、次回以降の工事施工スケジュールとなります。
(注1)期間については標準的な期間(簡易指令システム連携テスト含む)を記載しております。事業者の設備形態などによって、その期間は変わる可能性がございます。
既に他の一般送配電事業者の余力活用に関する契約のため、需給調整市場のため、または容量市場の発動指令電源のため向けに簡易指令システムを構築済みの場合、工事フローの内、「通信回線工事」は不要となります。
簡易指令システムの仕様の違いについて
簡易指令システムは容量市場の発動指令電源向けの仕様と需給調整市場向けの仕様があり、それぞれ一般送配電システムと事業者さまシステム間でやり取りする情報が一部異なります。
仕様の違いについては以下のイメージをご確認ください。なお、余力活用に関する契約を締結予定の場合は市場用を選択してください。
エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネスに関するサイバーセキュリティガイドラインについて
簡易指令システムは最新の「エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネスに関するサイバーセキュリティガイドライン」に準拠していることが必要です。
「エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネスに関するサイバーセキュリティガイドライン」は、経済産業省ホームページにて公表されております。
詳細については下記のリンクをご確認ください。
簡易指令システム工事申込の要否について
簡易指令システムへの接続には工事申込が必要です。また、容量市場の発動指令電源用の簡易指令システムを需給調整市場向けまたは余力活用に関する契約向けへ更新する場合、追加の試験が必要となる場合があります。工事申込要否については以下の「簡易指令システム工事申込の要否パターン表」を参照ください。不明な場合は公募への参入または余力活用に関する契約を締結予定の場合は参加されるエリアの一般送配電事業者、需給調整市場への参入については送配電網協議会需給調整市場運営部へご相談ください。工事申込不要と判断された場合であっても、当社と余力活用に関する契約を締結予定の場合は、なるべく早く工事申込要否をお問い合わせいただくようにお願いします。
参考
簡易指令システム工事申込の要否パターン表[PDF:1,073KB]余力活用に関する契約 簡易指令システムの工事の申込について
余力活用に関する契約に伴う簡易指令システムの工事の申込みを希望される場合、下記問い合わせ専用フォームよりお問い合わせください。下記の「工事施工申込」手順のうち、「VEN情報記入シート」の提出をもって工事受付完了といたします。
(注1)簡易指令システムとの接続機能の導入が余力活用に関する契約の締結を保証するものではありません。
(注2)受付けは原則申込順にておこないます。
(注3)余力活用に関する契約に伴う簡易指令システム工事申込は、調整力を提供するエリアの一般送配電事業者への申込みが必要です。弊社以外へ調整力の提供を予定されている場合、当該一般送配電事業者のホームページをご確認いただきますようお願いいたします。
工事施工申込・工事空き状況
簡易指令システムの工事受付は以下の手順にて行います。
なお、各工事施工サイクルの工事枠の空き状況についてはこちらをご確認ください。
手順1
問合せいただいた後、「情報提示依頼書兼秘密保持誓約書他」に必要事項をご記入・捺印の上、弊社まで郵送してください。
「情報提示依頼書兼秘密保持誓約書他」はこちらからダウンロードしてください。
手順2
弊社にて「情報提示依頼書兼秘密保持誓約書他」が確認でき次第、必要な工事関係書類をご連絡いただいたメールアドレスに送付いたします。
手順3
弊社から送付した工事関係書類のうち、「VEN情報シート」、「セキュリティチェックリスト」を提出していただきます。また、「VEN情報記入シート」にてご希望の工事施工サイクルを確認させていただきます。
「セキュリティチェックリスト」は押印後、PDFデータとして送付いただき、本書は別途郵送にて提出いただきますようお願いいたします。
提出していただく際のメール内容は以下記載の「提出メール記載内容」に沿ってメールの送付をお願いいたします。
(注1)提出いただいた「VEN情報シート」に記入漏れが無いことを確認し受領した段階で、工事受付とさせていただきますのであらかじめご了承ください。また、休日夜間等の営業時間外に提出またはお問い合わせいただいた場合、翌営業日以降の対応となりますことあらかじめご了承ください。
(注2)ご希望の工事サイクルをもとに工事計画の調整をさせていただくことがあります。
(注3)ご希望の工事施工サイクルを確認させていただきますが、受付は原則申込順にて行うため、各サイクルの工事施工数上限により、ご希望に添えない場合がございます。
(注4)「セキュリティチェックリスト」は資源エネルギー庁が公表するエネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネスに関するサイバーセキュリティガイドラインおよび一般送配電事業者が要求するセキュリティ対策が実施されていることを事業者さまに確認いただくためのチェック票です。本チェック票の項目を満たした対策システムと簡易指令システムとの接続を許可いたします。
お問い合わせ
ご不明な点など、お問い合わせにつきましては、下記のメールでのお問い合わせよりお問合せください。
問い合わせの際には、件名に「簡易指令」と記載願います。