波乗り現象の発生原因
管路の上を車が走ることに伴い地盤および管路に鉛直方向へのたわみが発生すると、その部分にケーブルが滑り込んでしまいます。
管路のたわみが復元する際に、滑り込んだケーブルが管路との摩擦により車の進行方向に移動するものと考えられています。
ケーブルの移動現象が発生すると、ケーブルオフセット部に変形が生じ、曲げ半径の許容値を超えてしまう可能性があるため、対策が必要となります。
点検周期(例)
実施が省略できる項目はないか?
周期が延伸できる項目はないか?
現状把握
お打合せにより、各種点検頻度や項目等、メンテナンス状況を把握します。
点検合理化の検討
メンテナンス状況を分析し、当社の知見を基に、合理化を検討します。
見直しのご提案
検討結果をもとに、実施項目の省略や周期の延伸をご提案します。
保安規程改定の支援
お客さまが保安規程を改定する手続きのサポートを実施します。
管路の上を車が走ることに伴い地盤および管路に鉛直方向へのたわみが発生すると、その部分にケーブルが滑り込んでしまいます。
管路のたわみが復元する際に、滑り込んだケーブルが管路との摩擦により車の進行方向に移動するものと考えられています。
ケーブルの移動現象が発生すると、ケーブルオフセット部に変形が生じ、曲げ半径の許容値を超えてしまう可能性があるため、対策が必要となります。
波乗り現象の抑制策の一つとして、クリートを用いてケーブルを固定する方法があります。所要クリート数は、波乗り移動力に応じて決定されます。
しかし、クリートを設置したくてもマンホールの制約から所要数を設置できない場合があります。
従来のクリートと同サイズにもかかわらず摩擦係数を増加させることで拘束力が約2倍となる高拘束力クリートを開発しました。高拘束力クリートを設置することで、波乗り移動現象を抑制します。
現状把握
現場を調査し、波乗り現象の状況や拘束装置の設置状況等を把握します。
抑制策の検討
ケーブル拘束力向上に必要な対策を検討します。(所要クリート数の算出等)
資材提供・技術指導
対策に必要な資材を提供すると共に、施工時の技術指導を行います。
波乗り現象のフォロー
マンホールに入らずに波乗り現象発生状況を確認する手法を提案します。