お客さまの受変電設備に関する技術サポートについて

中部電力パワーグリッドは、電力の安定供給という社会的使命を果たすために、これまで電力設備の設計・保守に関する様々な技術を開発・運用してきました。
中部電力パワーグリッドでは、それらのノウハウを活かし、有償にてお客さまの受変電設備に関する技術サポートを行います。

お客さまの受変電設備に関する技術サポートについての図
当社技術サポートが対応可能なお客さま受変電設備の範囲図
当社技術サポートが対応可能なお客さま受変電設備の範囲

例えば、こんなお困りごとはございませんか?

例えば、こんなお困りごとはございませんか?

設備ごとの適切な保守方法を提案します

遮断器の場合

機器・装置・部品に対しての異常有無の検査、工具や測定器等を用いての状態把握、機能維持のための手入れ、また、異常部分や消耗品の取替を行います。当社の培ってきた保守実態から、適切な保守方法(項目・周期・部品交換時期など)を提案いたします。

77kVガス遮断器(GCB : Gas Circuit Breaker)
77kVガス遮断器(GCB : Gas Circuit Breaker)
6.6kV真空遮断器(VCB : Vacuum Circuit Breaker)
6.6kV真空遮断器(VCB : Vacuum Circuit Breaker)

変圧器・OFケーブル(注1)の場合

変圧器やOFケーブルに封入されている絶縁油の油中ガス分析(注2)を行うことにより、変圧器・OFケーブル内部の異常を発見できます。当社の培ってきた保守実態から、適切な保守方法(項目・周期・しきい値など)を提案いたします。

(注1)OFケーブル(Oil Filled cable)とは、導体の周りに油をしみこませた紙を巻いて金属パイプの中に納め、すきまに油を満たして絶縁したケーブル。

(注2)変圧器内部で異常な加熱がある場合、その熱が絶縁油や絶縁紙を分解することで、特有のガスが生成され、絶縁油内に拡散されます。油中ガス分析とは、このガスを絶縁油内から取り出して分析する手法。

変圧器
変圧器
OFケーブルから絶縁油を採取している時の状況
OFケーブルから絶縁油を採取している時の状況

CVケーブル(注3)の場合

CVケーブルの終端接続部が劣化すると、ガスが発生します。そのため、接続箱内部からガスを採取し、ガスの発生量を調査することで、劣化度を診断します。当社の培ってきた経験を用いて、調査したガスの発生量から終端箱の劣化度を診断します。

(注3)CVケーブル(Cross-linked polyethylene insulated Vinyl sheath cable)とは、架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルの略称であり、導体を架橋ポリエチレンで覆って絶縁したケーブル。

CVケーブル終端接続部からガスを採取している時の状況
CVケーブル終端接続部からガスを採取している時の状況

合理的な保守方法を提案します

受変電設備全般

受変電設備の動作信号(電流値、波形形状、動作時間など)をセンサでオンライン収集し、設備状態を監視することで、保守に要する時間を大幅に削減できます。

受変電設備全般図

設備をできるだけ長く使うために、劣化状態の診断方法を提案します

GIS(注4)の場合

GISは、絶縁ガスを封止するため、ゴム製のOリングを多く使用しています。Oリングは、経年などにより弾力性が減少し絶縁ガスが大気中に漏洩する場合があり、補修に多大な費用が掛かることが想定されます。そのため、Oリングの状態評価が、GISの劣化状況把握の大きなポイントになります。

(注4)GISとは、ガス絶縁開閉装置の略称であり、接地された金属製の密閉容器内に遮断器や断路器等を収納し、六フッ化硫黄のような不活性ガスにより対地や相間の絶縁を行う閉鎖形開閉装置。

GIS
GIS

CVケーブルの場合

高圧CVケーブルの経年が進むと、絶縁体に「水トリー※5」というものが生成される場合があり、これが成長することで、絶縁破壊にいたります。この水トリーを電気的な方法で検出することによりケーブルの劣化状態を把握できます。

(注5)水トリーとは、水と電界の共存化で樹枝(tree)状に成長していく白濁部。

CVケーブル絶縁体中の水トリーの様子
CVケーブル絶縁体中の水トリーの様子

安価かつ柔軟な保護制御システムを提案します

保護継電装置・監視制御装置の一括更新の場合

変電所構内通信に関する国際規格「IEC61850」を適用し、汎用型の保護・制御ユニット(IED(注6))および監視制御卓(SCADA(注7))を用いることで、安価かつ柔軟な保護制御システムを構築することができます。このシステムには、次の利点があります。

  • 汎用装置の採用によるコスト削減
  • 装置間情報伝送のLAN通信化により、メタルケーブルの布設量を削減
  • 異なる製造メーカの装置を通信接続してシステムを構築し、相互運用性を確保
  • ユーザニーズに応じて監視制御卓の画面を設計・変更可能

(注6)IED(Intelligent Electronic Device)は、保護・制御・計測などの機能を集約実装が可能なディジタル装置。機器制御、保護リレー、受電回線自動切替機能など、様々な機能が実装可能。

(注7)SCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)は、産業用の監視・制御システムの一種。リアルタイムの監視・制御に加え、機器動作履歴表示や計測情報の自動記録も可能。

監視制御卓(SCADA)画面例
監視制御卓(SCADA)画面例
ケーブル布設量削減のイメージ
ケーブル布設量削減のイメージ

保護継電装置・監視制御装置の部分更新の場合

既存の設備(受電キュービクルなど)を流用して、更新時期を迎えたリレーのみをIEDに交換するレトロフィット工法を採用することにより、「早く」「安く」「簡単に」更新が可能です。この工法には、次の利点があります。

  • 汎用装置の採用によるコスト削減
  • 既存の設備やメタルケーブルの流用によるコスト削減・工期短縮
  • 現地試験の簡略化
  • 重量物の運搬(撤去・設置)不要
レトロフィット工法のイメージ
レトロフィット工法のイメージ

一括更新もしくは部分更新のどちらとするかお悩みの場合

当社の培ってきた保守・工事・運用実績を活かし、有償にてお客さまのニーズに合わせて、設備更新範囲や工法なども含めて最適な保護制御システムの提案をいたします。

上記以外につきましてもお気軽に中部電力パワーグリッドへお問い合わせください。

お問い合わせ先

中部電力パワーグリッド株式会社送変電部技術戦略・開発グループ

Tel 052-740-6975
Fax 052-973-3169
E-mail Souhenden.Gijutsu-support@chuden.co.jp

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