INTERVIEW
社員紹介

野澤 潤
(のざわ じゅん)
NOZAWA JUN
- 所属
- 静岡支社 静岡給電制御所
- 学科
- 電気科卒

中部電力パワーグリッドを選んだ理由
私はもともと、中部地方とは縁もゆかりもない地域に住んでいました。将来は地元を離れて自立したいと考えていたため、経営の安定した県外の企業を軸に就職先を探していました。
また、高校時代の私は、電気関係の資格を取得するなど就職に向け積極的に取り組む学生でした。そのため、学校で学んだ知識を生かせる職種に就きたいと思い、電力会社を志望していました。電気工事の請負元から施工会社まで、幅広い企業を検討しましたが、より「上流の仕事に挑戦してみたい」との思いから、中部電力(注)への応募を決意しました。
(注)現:中部電力パワーグリッド株式会社を指す
現在の部署での仕事内容
「給電制御所」という施設で、流通設備の保全工事の停電調整をおこなっています。保全工事をおこなう場合は、作業員の安全を確保するため、工事地点への送電を停止し、一時的に停電状態を作り出す必要があります。(電気の供給を絶やすことはできませんので、工事期間中は別の送電ルートを使って、お客さまに電気をお届けしています。)
複数の部門が各々で管理する設備の保全作業をおこなうにあたって、安定供給に支障が出ないよう様々なリスクを想定しながら停電調整をおこなうことが私の主な業務です。リスクの例としては、例えば、工事予定日の電力需要量に対して、同日に故障災害により停電が発生した場合、停電した電気を供給できる送電ルートが確保できるか、などがあります。


仕事をする上で心掛けていること
関係者が幅広いからこそ「相手の立場に寄り添うこと」を大切にしています。日程調整を進める中では、時に相手の希望を反映できず、意見が衝突することがあります。私は、安定供給のリスクを未然に防ぐという使命を抱えながら日程の変更を提案しますが、調整先の担当者も同様に、現場の事情を抱えながら交渉に臨んでいます。意見の折り合いがつかない場合に、自分の立場を理解してもらおうと一方的な発信をしても交渉は進みませんので、お互いの折衷案を導くために、相手の立場に立って課題の本質を見つめ直すということを心掛けています。
こうした心掛けは自身の日々の行動にも表れていると感じており、単なる日程の提案で終わらせず相手の工事の施工方法を一緒に検討するなど、相手と「協同の関係」を築く上でも重要な役割を果たしていると感じます。
仕事のやりがい
多くの関係者と「一体感を持って働ける」ところです。時に衝突しながらも相手に寄り添った意見を出し合えるのは、全員が共通して安定供給に対する熱い想いを持っているからだと思いますし、それぞれ異なる立場の考えを汲み取って無事調整し切れた時には、この上ない喜びと達成感を感じることができます。関係者全員が同じ方向を向いて一つのことをやり遂げようとする、そんな環境に身を置くことが私の日々の活力や向上心に繋がっていると感じます。今後は、自業務の領域を超えた様々な知識を主体的に習得し、現場の想いに寄り添いながら、一歩踏み込んだ提案ができるように努力していきたいと思います。

1日のスケジュール
停電作業申請の確認・日程調整

打合せ

8:00
出社
8:30
始業
9:00
問い合わせ対応
10:00
停電作業調整
12:00
昼休憩
13:00
打合せ
15:00
停電作業調整
16:00
問い合わせ対応
17:10
終業
キャリアパス
